トラック買取店に売却された車両はその後どうなるのか

トラックの買取店への売却後の取り扱いは、乗用自動車の場合とだいたい一緒と考えておくと良いです。トラック買取店で引き取った車両の多くは、オートオークションに出品されます。このオークションは、各都道府県の公安委員会の認可を受けて開かれている会員制の競り市で、中古車販売店やディーラーなどといった自動車を扱う業務を行っている者のうち入会資格を得ている者が商いを行っています。トラック買取店に売却された車両は、主に商用車のオートオークションに出品され、他の会社や店舗にわたります。

海外の企業と取引がある会社や店舗だと、国外へ輸出されることもあります。日本の車両は、性能の良さや耐久力の高さから国外、とりわけ東南アジアや中東、アフリカの国々での需要が高く、高値で取引されるケースも少なくありません。車両がそのままでは自走できない場合でも、分解して部品単位で取引されることも多いです。このような所にトラックの買取を依頼すると、保存状態次第では他の店舗より高い価格がつくでしょう。

また、輸出についてはオートオークションを通じて行われることもあります。オートオークションの中には自動車の輸出を行う企業が会員として参加している所があり、このような企業が良い車両を買い取って、国外の取引先に輸出します。廃車手続きも行うトラック買取店では、自走不可能で部品単位でも利用価値がほとんどなさそうな車両については廃車手続きをとります。廃車になる車両は、国内の法令にしたがって廃棄処分されます。

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